戦じゃんブログ(頁) 戦国じゃんぶる

戦国じゃんぶるの攻略ブログです。

被対戦陣形ができるまで(ページ編)

 

はい。こんにちは。頁です。

 

今回は被対戦陣形について私も何か記事にしようかと思ったのですが、元来私はそこまでの理論派ではないですし(むしろ実践してみて直していく方のタイプです)陣形画像を見ながらの、あそこにこれを置いた理由は。とか、この狙いは。とかの解説及び考察はきっと他の方が何人もしてくれるでしょう。ということで、私は少し切り口を変えて先月戦の被対戦陣形について振り返ってみたいと思います。

 

題して、「被対戦陣形ができるまで」。少し長くなりそうですがお付き合いください。

 

なお、本記事は5月の下旬に執筆しています。

 

1.本記事の狙いと目的

序文でも少し述べましたが、被対戦陣形考察記事と言えば、大体が前の月の陣形を公開しての兵の配置場所とその狙いについての解説でしょう。勿論、そのタイプの記事はとても有用ですし、被対戦陣形構築に慣れていない初心者の方々にもためになることは多いでしょう。一流の方々の考え方を知るのはとても勉強になります。

しかし、結局月末になって陣形を考えるのは自分自身です。被対戦強者の方々が代わりに自軍の兵構成に合う陣形を構築してくれることはありません。そこでぶち当たってしまう問題点として、こんなことを感じた方はいないでしょうか。

 

「被対戦強者の方々のブログを読んで配置の意図を理解した」

「なるほど。その狙いを思いついたから、この兵配置にしたんだ」

ここまでは良いんです。

 

「で。どうやったらその狙いを思いつくの?」

「狙いがいくつもあるのはわかったけど、多すぎてごちゃごちゃする~」

「完成系はすごいけど、その陣形の組む手順はどうしたら良いの?どう思いつくの?」

 

被対戦陣形構築の経験がまだ浅い方はこのような疑問を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、本記事では、皆さんが各ブログの被対戦考察記事を120%理解し、活用するための橋渡しとしての役割を担えたらと考えています。

 

そのための方法として本記事では、私が先月戦の被対戦記事を作成した手順とその時の考えを順を追って説明いたします。必ずしも私の作成方法が正しいとは限りませんが、陣形構築を始めて日が浅い方々の頭の整理と参考に少しでもなれば幸いです。

 

2.被対戦陣形作成術、基本のキ

橋渡しの記事。と言いましても、まずは橋の入り口に立たなくては渡れません。まずは被対戦陣形構築のための基本知識を整理しておきましょう。

 

私が過去に書いたこちらの記事や

被対戦陣形の組み方 - 戦じゃんブログ(頁) 戦国じゃんぶる

 

つばやんさんのこちらの記事

燕の巣 ~戦国飛行体験記~ 【戦国じゃんぶる】 被対戦でボコボコにされないためには

 

そして新wikiこと攻略書のこちらの記事

被対戦陣形 - 決定版!戦じゃん攻略書【戦国じゃんぶる】 - アットウィキ

 

が参考になるかと思います。

 

特に最後の攻略書の記事は良くまとめられていて読みやすいです。

 

ここまで読んだ皆さんは「各戦法に対する狙いと要点は理解したけど、実際にどう陣形を作っていけば良いの」「全部入れるのは厳しくない?どうすれば良いの」という段階に達していることでしょう。橋の入り口です。

 

ではこの後で実際に陣形を構築していきます。が、まずは簡単のために今回はこの前に上げた3記事を踏まえての基本コンセプトを共有しておきましょう。

 

・対策する戦法は「騎馬釣り戦法」と「自操作狙撃戦法」の2つである。

騎馬釣りの対策は「餌対策」と「自操作対策」に分ける。

自操作狙撃対策は「弓や鉄砲の埋め 」をメインに対策を行う。

 

つまり、対策として

騎馬釣り自操作対策

騎馬釣り餌対策

③自狙対策

 

この3つのフェーズに分けて整理し、対策を行っていくわけです。それぞれの対策をごっちゃにしないでくださいね。自分が今何の対策をしているのか意識しましょう。

 

以上になります。それでは次の項目へ参りましょう。

 

3.被対戦陣形構築の手順

では実際に私が作成した被対戦陣形を例に、その作成手順を見ていきます。まずは完成図です。

f:id:page-page:20200526190850p:plainf:id:page-page:20200526190912p:plain

こんな感じでした。では詳しく見ていきます。

 

①陣前4マスを埋める(騎馬釣り対策自狙対策共通

f:id:page-page:20200526191323p:plain

はい。私の前記事でも書きましたが陣前4マスは埋めるのが基本です。ラッキー陣攻は防ぎたいですからね。何の兵を置くかまだ決まっていないので、そう言う場合は私はとりあえず虚報を置いて代用しています。

 

②最後列の重ねたい場所に兵を重ねる(騎馬釣り対策自操作用

f:id:page-page:20200526192343p:plain

まずは騎馬釣りの自操作対策から行っていきます。手順①で置いた4マスの中で重ねたい部分に兵を重ねていきます。この時、虚報+虚報にするなどで陣前の兵を動かすときは代わりの適当な兵を陣前に代わりに置いておきましょう。

この時、まだ鉄砲は重ねません。自狙対策になるのでまた後のフェーズで重ねます。

ちなみに私は先月、陣前のそれぞれの端に焙烙を1枚だけ重ねました。これはどちらもページ軍で火力が高い上から2体です。

 

③陣前の配置を決める(騎馬釣り対策自操作用

f:id:page-page:20200526193635p:plain

引き続き、騎馬釣りの自操作対策を行っていきます。このとき重要なのは、鉄砲はすべて餌で釣られるものとして計算に入れないことです。釣り側サイドは砲撃を残すと危険なので基本的に待機砲が餌で釣れるまで粘る傾向にあります。ですので、鉄砲は餌で釣られて自陣付近にいないものとして自操作対策を行うのが良いでしょう。このとき、餌対策に使う予定の弓槍はここでは使っていません。

並べる方法としては自操作の侵入ルートを予測し、鉄見を持っている兵で壁を作る意識がおススメです。なのですが、近年は重ね(埋め)が大流行し、2列目に兵を置かなかったり、「空間」を意識した配置も増えてきているようです。

 

ちなみに私は先月、「L字型理論」を採用いたしました。

f:id:page-page:20200526202825p:plain

L字型理論とは、この3体の組み合わせで「L字」を作り、青丸の部分を守る作戦です。

3体すべて鉄見兵で固めれば青色の部分に到達するまでにどこから突っ込まれても最低2撃かかるのでは。というわけです。

この青丸の部分を先程②で虚報と焙烙を重ねた場所に設定することで、一番下の虚報を守る作戦でした。机上の空論なので、上手くいっていたのかは知りません。

 

というか、戦績悪かったので恐らく上手くいっていません。(6/10追記)

 

また、自操作にしている旗持った武将は鉄見を持っていないので壁に含んでいません。

 

④餌対策の弓、槍、待機砲撃を並べる(騎馬釣り対策餌対策

f:id:page-page:20200526204355p:plain

では次に餌対策を行っていきます。ここでのポイントは自陣深くに餌忍を侵入させないこと。基本は弓、槍、待機砲撃、作戦砲撃、作戦狙撃で行うのですが、ここでは待機の前3つを先に置いていきます。これは、作戦鉄砲は自陣3列目までに配置しないことが多く、待機兵の配置場所とあまり干渉し合わないためです(前出し待機砲等を除く)。

ちなみに私は弾幕を激しくするために、ページ軍砲撃隊のうち連射が効く上から2枚をここで採用しています。膂連砲と裏膂砲です。先程の焙烙でもそうですが、同じ兵種でも効果が大きく変わってくる場合もあるので、場面に応じて雑な配置をしないように心がけましょう。

なおこの際、私は待機砲撃をまだ重ねません。こっち側の餌対策に使う用だよってだけで、それっぽい場所に置いてあるだけです。

 

⑤残したい待機砲撃の配置、砲撃を重ねる(自操作狙撃対策

f:id:page-page:20200526211509p:plain

次に残したい待機砲撃を配置します。この時、待機砲撃は釣られる前提と捉え、餌対策用に④のフェーズですべて使い切っても良いですし、残したい待機砲撃について配置したい場所に兵がいなかったり、自狙対策に使わないならば無理に重ねる必要は勿論ありません。また、ここで④で配置した餌用の待機砲撃についても、自操作狙撃対策を兼ねるならば多少場所を変えて重ねてもかまいません。その辺は臨機応変に。大切なのは大体の思考の流れです。

ちなみに私は上下の餌用の砲撃を武将に重ね、最後列の砲撃を虚報に重ねました。自操作狙撃対策です。なお、砲撃を何かの上に重ねた場合、釣り相手の餌忍で砲撃が釣られた際に周辺の埋めがすべて崩れるリスクがあることは注意してください。埋めが崩れると一見釣り辛そうな感じになりますが大体普通に負けます。

私はこの対策として一応埋めの周辺に「空間」を設けました。これも机上の空論ですので、効果があるのかは知りません。

 

⑥武将の号令範囲を確認する(騎馬釣り対策自狙対策共通)

f:id:page-page:20200526213536p:plain

待機兵の配置を終える前に確認しなければならないのが「武将の号令範囲」です。できるだけ多くの兵が4体の武将の号令範囲の重なる範囲内に入るのが理想ですが、無理なら3体以下でも良いです。武将の指示が届かせたい、特殊攻撃が重要と判断した兵はできるだけ多くの武将の指示範囲内に入れましょう。

この時、穴が見つかった際の改善方法は二つ。「武将を他の兵と入れ替える」。「武将以外の兵を移動する」です。場面場面に応じて判断しましょう。

今回、私は上下の槍術が武将の複数号令範囲からギリギリ外れていることに気が付きました。そこで上下の槍術を1つ内側に持ってきて複数号令範囲の中に入れました。餌対策の遠射は1つ下げました。内側に入れなかったのは先月戦の焙烙から遠射に変えたので、技量の高さと連発の特殊能力に賭けたためです。

 

⑦餌忍の侵入、自操作の侵入をシミュレートする(釣り対策自操作用餌用f:id:page-page:20200526233010p:plain

前の月に撮ってもらった動画を見ながらでも、拠点に実際に行ってみてでも構いません。実際に戦いの流れを予想してシミュレートしてみましょう。

ここで私は⑥で赤丸部分に配置してあった焙烙が餌が入り込んで槍術に接近した際に反応し、餌で釣られてしまうことを危惧しました。それはいけません。③で述べた、「L字型理論」の要の部分ですから。

そこで、1つ挟んだ青丸部分に配置してあった虚報と場所を入れ替えました。虚報だと射程がないので、隣の槍術に餌が接近しても釣られないからです。しかし、セオリーだと虚報は陣前に置いて運ゲーに持ち込まれた際の最後の砦にするのが定番、変更した際のリスクも大きいです。それでも私は今回の「L字型理論」を信じ、「虚報+焙烙の部分の下の虚報を釣らせない事」に重点を置き、配置を変更してみました。賭けが当たるかは神のみぞ知る。

 

⑧守備・迎撃の兵を配置する(騎馬釣り対策餌対策自狙対策f:id:page-page:20200526233749p:plain

守備兵・迎撃兵の役割は騎馬釣りの餌忍を近寄らせない事と自狙の先行隊対策です。図の赤色が守備兵、青色が迎撃兵になっていて、上側の見切れている青丸がもう一体の迎撃の忍者を示しています。騎馬の真後ろにいるのが狙撃、あとの2体は砲撃です。

 

このときに気を付けるポイントは鉄砲が極力同じターゲットを取らない事です。せっかく何体も作戦鉄砲の設定をしたのに役割が被ってはもったいないです。勿論、これは⑤の待機砲の配置でも気を付けるポイントですね。

 

⑨突忍を配置する(自狙対策

f:id:page-page:20200526234731p:plain

最後に突忍を配置します。私は今回は上側にまとめて配置しましたが、真ん中や下側、どこに置いても大丈夫です。近年は1か所にまとめておくのが主流ですね。

 

なお、この配置も適当ではありません。一番上から膂忍、膂結界、A影走、討取忍の順番です。上側に配置するほど相手の先行隊とぶつかりやすいので、忍者同士のタイマンに強い順に上から置いています。

結界は先行隊とのぶつかりを避けて敵本隊と絡む位置に。という考え方もあり、一概には言えないですけどね。

 

⑩完成

f:id:page-page:20200526235358p:plain

被対戦陣形ができました。突忍の配置場所が違う?10万超え前の画像だからです。許して。

 

ということで、被対戦陣形を完成させることができました。いかがだったでしょうか。

 

4.最後に

 さて。この記事を読み終えたあなたは、本記事の序盤で挙げた疑問点を少しでも解消することができたでしょうか。勿論、本記事で取り上げた私の考え方がすべて正しいとは限りません。間違いや穴だって当然あるでしょう。何なら①、②と取り上げていったポイントすべてが必ずしも正解であるとも限りません。なぜならば被対戦陣形の作り方は1つではないのですから。

この記事を通して私が伝えたかったことは「被対戦陣形作成のための思考のプロセス」であり、「近年多様化するギミック整理の仕方とその手順の提案」です。これを何となくでも理解していただければ被対戦強者の方々の各ブログで展開される被対戦考察記事がより深く理解できるのではないでしょうか。そのための手助けに少しでもなれたならば幸いです。

 

~以降、6/10追記~

さて。私の5月戦の最終結果は31+?勝、26敗だったようです。

 

超えてからは21敗。無理な消化でスナイプもそこそこ貰ったとは言え、1ページ目の方々と比べると微妙だったでしょうか。環境の変化が思ったよりも激しく狙いが当たらなかったようです。特に自操作狙撃戦法の方々には釣りやすいだの何だの言われました。ということで自操作狙撃対策の項目はあまり信用しないでください。

 

上でも書きましたが先月戦のページ陣形はあくまで一例で、今回の記事は考え方の紹介ですので陣形自体を参考にはしないように。

 

大事なのは環境に取り残されない事。私みたいになってはいけませんよ。

 

字数気にせず書いていたら、いつの間にかそろそろ5000字を超えてきたので今回はここで〆とさせていただきます。ここまで読んでくださった皆様)、今回も長文にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。

 

それではまた別記事で。またね!